授業・試験の取組について

Challenge to New Normal

新しい学びのかたちとして、オンライン授業や密にならない対面授業を実施。
ニューノーマルに応える、オンラインプログラムの開発や新しい正課科目の開発も目指しています。
  • 授業実施形態の多様化

    授業実施形態を対面授業、ネット配信授業、対面ネット併用授業の3形態で実施しました。対面授業は、学生一人ひとりの感染と密になる状況を避けるため、原則、教室着席時に前後左右1m以上の間隔を空けて着席し、授業を実施しました。ネット配信授業は「ネット配信授業実施に関するガイドライン(暫定版)」を策定し、ネット配信授業に関する留意点等を周知した上、授業を実施しました。

  • 授業実施形態の周知

    授業実施形態が多様化したことに伴い、学生の科目登録に大きな影響を及ぼすことが想定されため、2020年度秋学期は対面授業およびネット配信授業の一覧を大学公式ホームページ上に公開し、学生が科目登録時に授業実施形態を確認の上、科目登録できるようにしました。

  • シラバス記載事項の変更

    授業実施形態が多様化したことに伴い、学生の科目登録に大きな影響を及ぼすことが想定されたため、2021年度シラバスより、授業実施形態(対面授業、ネット配信授業、対面ネット併用授業)をシラバスに明記しました。また、授業で利用するツールや担当教員との連絡手段等、学生が履修する上で必要な情報を可能な限り具体的にシラバスに記載し、科目登録時にシラバス記載の授業実施形態を確認の上、科目登録できるようにしました。

  • 新たな授業実施形態への対応

    授業実施形態、Wi-Fiの利用、キャンパス内でのパソコン・プリンタ利用、各施設の利用ルール、ネット配信授業受講にあたっての注意点等をまとめた「2020年度秋学期の授業について」を学生向けに発信しました。また、2021年度には「2021年度受講の手引き(1)-授業全般編-」、「2021年度受講の手引き(2)-ネット配信授業編-」を学生向けに発信し、学生がスムーズに授業を受講できるよう情報を提供しました。

  • 教室定員の変更

    対面授業において座席間を前後左右1m程度空けた「コロナ定員」での実施に伴い、情報教室を除く全教室のコロナ定員の設定およびコロナ定員教室座席図を作成し、各教室への掲出を行いました。また、全教室に着席可能箇所明示シールを作成、貼付および教室利用運用基準POPを作成し掲出しました。学生一人ひとりの感染と密になる状況を避けるため、教室定員を変更しました。

  • 対面授業(学部科目)のクラス数・定員の変更

    法学部法律学科では、1年次配当の基礎科目4科目中2科目および2年次配当の基礎科目4科目中3科目を対面授業で実施しました。対面授業での実施にあたり、一部の基礎科目は2クラスから4クラスへクラスを増設しました。また、1年次配当の「リーガル・リサーチ」のクラス定員を30名から20名に減らし、10クラスを増設の上、対面授業を実施しました。

  • 対面授業(体育実技科目)での対応

    体育実技科目において、対面授業時の消毒セットの準備、用具の清掃、競技専用マスクの準備等を行いました。また、貸出用具を可能な限り学期ごとの貸出とし、共同利用となるビブスの使用を不可とする等、対面授業時の用具・用品の使用方法を徹底した上、対面授業を実施しました。

  • ネット配信授業の充実

    日本経済新聞社との連携科目(正課科目)である「メガトレンドを読む」及び「SDGsで考える社会課題とキャリア形成」では、ネット配信授業の実施に伴い、日本経済新聞社の東京本社から講師を招聘しました。時間および費用での負担が少ないネット配信授業を実施することで、対面授業では教授いただくことができない講師を招聘することが可能となり、授業内容を充実させた上で、ネット配信授業を提供しました。

  • ネット配信授業の充実

    社会学部教育文化学科では、2021年度春学期にカナダ・ヴィクトリア大学から客員教員を招聘する予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症拡大のため来日することができなかったため、オンラインで科目を運営しました。ZoomやGoogle Driveをはじめとするオンラインツールを駆使することで、学生に「海外の大学で学ぶ」ことに近い学びの機会を提供しました。

  • インターンシップ科目の実施(オンライン)

    コロナ禍において「キャリア形成とインターンシップ」の授業が休講になったことを受け、「オンラインで初めて体験するインターンシップ」をコンセプトに、事前・事後授業ならびに企業のインターンシップのすべてを行うクラスを開設しました。個別に企業に赴いて研修を受けるのではなく、教員のコーディネートの下、授業内で企業からの課題にグループ単位で取り組みました。学生が社会的および職業的自立を培うためのキャリア形成に対するプログラムをオンラインで提供しました。

  • フィールドワークの多様化

    政策学部・総合政策科学研究科では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国内のフィールドワークにおいて、大学全体の方針にて宿泊を伴う活動が不可であったため、京都近郊でのフィールドワークおよび海外とのオンラインフィールドワークを実施しました。コロナ禍においても、様々なかたちの学びを学生に提供しました。

  • ネット配信授業(学部科目)の実験機材送付

    心理学部・心理学研究科では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、3年次配当の選択実験科目において、特定の実験グループで必要な実験機材やSPSSインストール済のノート型パソコンを学生宅へ郵送し、ネット配信授業においても学生が遠隔で実験を行えるように対応しました。コロナ禍においても、様々なかたちの学びを学生に提供しました。

  • ネット配信授業実施における整備

    ネット配信授業の急増に伴い、動画収録に対応するため、教室常設のパソコン、講師控室貸出用パソコン、貸出用Webカメラ、大型Webカメラ、ビデオカメラを整備しました。また、ビデオカメラ等の機器の運搬・設営についても学生アルバイトを雇用して支援体制を構築しました。

  • 学部・研究科独自のネット配信授業実施における整備

    法学部・法学研究科では、授業収録のためのビデオカメラ、対面+オンライン配信のためのビデオキャプチャー、iPad、Webカメラ(マイク付き)、集音マイク等を準備しました。また、経済学部・経済学研究科では、ネット配信授業を行うために教員用として映像編集用パソコンおよびソフトを購入しました。

  • 学部・研究科独自のネット配信授業におけるサポート(教員対象)

    政策学部・総合政策科学研究科では、2020年度からネット配信授業が中心となり、動画およびパワーポイント等教員に対してITスキルを求められることが急激に増加したため、当研究科院生でITスキルの高い学生に授業サポートを依頼し、ネット配信授業の質向上に努めました。

  • 双方向性のコミュニケーションの確保

    学修支援システムDUETでは教員から学生に対する一方的な連絡となり、双方向性のコミュニケーションが確保できないことから、法学部・法学研究科では2020年秋学期からすべての法学部科目をe-classに登録して、教員と学生の双方向性のコミュニケーションを確保できるよう努めています。

  • 授業に関する情報共有

    授業に関する情報を交換・共有する場として、2020年9月に、Microsoft Teamsを利用し、「授業情報共有」チームを開設しました。嘱託講師を含む本学教職員が利用することが可能であり、授業に関する情報提供だけでなく、提供された情報に対する質問や、情報提供依頼(呼びかけ)などにも利用を可能としています。また、FD研修会の開催告知や、実施後の動画掲載においても活用し、コロナ禍においても質の高い授業を提供できるよう努めています。

  • 定期試験の多様化

    2021年度春学期から、これまで対面で実施していた定期試験において、一定の条件を満たす科目については、試行的にオンラインにて定期試験を実施しました。

  • レポート試験提出方法の多様化

    新型コロナウイルス感染症の状況が予測できないため、レポート試験を推奨し、レポートの提出方法について、対面での受け渡しが伴わない方法(e-class、学修支援システムDUET、E-Mail等)でレポートを受付けました。

  • 授業および試験における配慮

    基礎疾患を持った学生、同居家族に基礎疾患等がある学生、入国できない留学生など、新型コロナウイルス感染症を理由として対面授業および対面試験に出席できない学生に対して受講・受験機会の確保等の配慮を行いました。

  • 学部・研究科独自の授業における配慮

    新型コロナウイルスの感染症拡大状況と学生個々の事情に対応して、社会学部では、3・4年次生配当の「教育文化学演習」において、教室での対面授業をZoomでリアルタイム配信しました。また、法学部では1年次生配当の「リーガル・リサーチ」において、対面授業を受講できない学生のためにネット配信クラスを設置する等、学生に対して授業における受講機会の配慮を行いました。

  • 学生調査の実施

    2020年度に2回、2021年度に1回、臨時学生調査を実施し、コロナ禍における学生の学習や生活の状況把握を行いました。さらに、例年実施している「キャンパスライフに関するアンケート調査」についても、2020年度においては3度目の臨時学生調査として位置づけ実施し、アンケートの結果に基づいて授業運営等の改善をはかり、教育の質保証に努めました。

  • 英語外部試験の受験機会確保

    TOEFL対策科目である「Intensive Courses for TOEFL」(正課科目)では、大学予算でTOEFL ITPテストの受験を受講生に課しています。2020年度春学期はキャンパスへの入構制限措置により、学期中のテストは実施できなかったが、キャンパスへの入構が可能となった9月以降、3回にわたって希望者に対してTOEFL ITPテストの受験機会を確保しました。

  • 学部・研究科独自の英語外部試験の受験機会確保

    グローバル・コミュニケーション学部では、英語コース1年次生のために、例年春学期2回実施しているTOEFL ITPテストがコロナ禍により通常の形式で実施できなかったため、学生が自宅からオンラインで受験できるように調整し、学生のTOEFL ITPテストの受験機会を確保しました。

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